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スクリーン印刷技術の応用による多様な素材の質感表現

熊沢印刷工芸株式会社【北区】

テーマ概要

スクリーン印刷は「水と空気以外はなんにでも印刷が出来る」と言われるぐらい、あらゆる素材に印刷が可能な印刷技法です。多様な素材の質感表現は、印刷で素材表面の見た目の風合い・手触り触感をリアルに印刷します(例:木目・皮革・デニム・大理石・ブロック・生地・畳等あらゆる素材)。オフセット印刷やグラビア印刷でも木目等の素材印刷は可能だが、感触までは印刷できない。最近ではデジタル印刷機でテクスチャー加工が出来るようになってきているが、決められたインキしか使用できない為、パターンにかなり制限がある。スクリーン印刷ではインキを盛上げる技術があり、リアルに本物感を出せる。テクスチャー印刷を行う際に重要な印刷設計として、スクリーン版のメッシュ選定・特殊インキの混合・そして一番重要な事項が積層する印刷順番です。これは今迄の経験の蓄積がなければ、他の業者では出来ない技術なのです。また産業部品にテクスチャー加工する場合は、シールにテクスチャー印刷しその後TOM成形機を利用して瞬間的にプラスチック部品にシールをラッピングする技術を使います。(但し、このTOM成形機はまだ当社で保有はしておりませんが協力会社に依頼出来ます)

テーマのアピールポイント

● 多様な素材の質感表現(テクスチャー印刷)とはスクリーン印刷を利用して素材表面の見た目の風合い・手触り触感をリアルに印刷
● スクリーン印刷の多種にわたる版を利用し、0.3mmのシャープなラインから200μ以上の厚盛印刷が出来る版を組み合わせて印刷
● インキを積層して印刷しますが、特殊混合物をインキに入れて手触りを変化させられる

テーマとなる技術や素材についての課題や悩み

● 当社は紙への印刷から脱却、産業分野・工業分野の商品にテクスチャー印刷技術を採用してもらいたい
● どの業界の産業部品にテクスチャー印刷加飾を施せば効果的に使ってもらえるのか?
● テクスチャー加工した部品を着せ替え出来る商品に出来ないか?

提案やマッチングに期待することや、
理想とする展開例があれば教えてください。

我々は今迄紙の業界しかお付き合いが無かった。紙への印刷もまだまだ受注は有るが、この先に不安を感じている。しかしこのテクスチャー技術は紙業界以外でも十分活躍できるところがあるのではないか!と感じている。産業分野に進出したい。デザイン人材の方々の経験を踏まえ、このテクスチャー技術を産業分野で使えそうなアイデアを頂き進展出来るチャンスをもらえれば非常にうれしい。

デザイナーへ向けて一言メッセージ

スクリーン印刷の加飾テクスチャー技術を使って、今迄には無い商品ブランドを立ち上げ、各企業向けに感動をよせるデザイン提案を私達と一緒に行いませんか。

企業情報

熊沢印刷工芸株式会社(北区)

1965年1月 有限会社熊沢印刷工芸を設立。(文京区本駒込にて両親2名でスタート)。1980年までの15年間で板橋工場・赤羽本社を購入。その時点、従業員は25名程度。大型サイズの印刷(2m×4m)を主軸に埼玉県戸田市に工場を作ったのが1984年。この時代は大型サインの印刷に特化していた。  現状行っている付加価値印刷と言われている特殊印刷(盛上げ印刷・ラメを使ったキラキラ印刷・発泡インキを使ったモコモコ印刷)等を始めたのが36年前の1990年あたりからスタート。設備の増設・入れ替えを重ね現在は、スクリーン印刷でホログラムの印刷や金箔銀箔の印刷まで可能となり30種類程度の付加価値印刷が可能となっている。別グループ(ドライブシール事業部)では、車輛のボディーラッピングや商業店舗の内外装飾の施工まで全国対応で受注している。全社86名の社員数。平均年齢42歳

https:www.kumazawa-sp.co.jp

特許・受賞歴・実績・クチコミ

令和2年「Gregory Calendar(グレゴリーカレンダー)展」ゴールド賞 受賞  作品名:「KUMAZAWA SCREEN PRINTING,INC.2020 calendar」
令和6年「第66回全国カタログ展」文部科学大臣賞 受賞  作品名:「FINEPAPER×SILKSCREEN見本帳」

回答者 熊沢 豊さん

社風について教えてください。

「職人感性」こそが熊沢ブランド! 私たちは印刷加飾で商品価値をあげる技術を磨き続けている。「なにか違うよね・・」「なんかいいよね・・」そう思わせる。それこそが「職人感性」です。私たちが常に目指しているのはお客様の「感動」。お客様の喜びと感動こそが、私たちを成長させてくださる唯一無二の有難い財産です。創業60年を超えてもなおスクリーン印刷の魅力の奥深さを増し続けており、機械の生産だけに頼らない職人たちのたゆみない努力と挑戦が続いています。どんなにIT社会が広がろうとも、感動の源は人間の「感性」です。私達は物づくりへのこだわりを持った「職人感性」を持ち続ける集団として邁進し、印刷物を感動するアートへと変革させます。

自社ならではの強み、
他社との違いは何ですか?

60年もの間、経験を積み上げてきている当社の社員数は約90名。内60名はスクリーン印刷事業部に属し、紙へのスクリーン印刷を行っている同業者では社員数が多く、製版から含めた生産設備が整っている。スクリーン印刷自動機は8ライン保有し、日産、菊全サイズで10万枚の印刷をこなしている。お客様の要求事項に対し、営業部から提案を持ち寄り課題解決を行うスタイルをとっている為、客先からの信頼度が高い。よく言われることは、熊沢印刷工芸は仕事も断らないと評判を頂いている。会社に印刷ギャラリーを整えており、お客様がスクリーン印刷の数種技術を選択しやすくしている。その中でも、今回のテーマである「テクスチャー技術」又は別途に「スクリーンフォイラー技術」などは他の会社で対応は困難。また品質管理チームにより、不良品の屋外流出撲滅対策も行っている。

現状社内で抱えている、本テーマ以外の課題や悩みはありますか?

当社のスクリーン印刷事業部はスクリーン印刷に特化した専門事業として営んできた。その他の加工はオフセット印刷から後加工・アッセンブリまで協力会社様に依存している為、当社1社で完結出来ない商品ばかり。協力会社様がいなければ、完成品に出来ない。総合力にかけている。

自社製品・技術を通して、または企業として、社会で果たすべき役割や使命は何ですか?

・時代に適応した高感度・高熱意でオンリーワン企業を目指す。
・お客様の希望されている形ある印刷加工物をフルサポート出来る会社にする。(当社では出来ない加工会社様との深い交流体制を構築する)
・全社一丸となってお客様の感性を刺激するサービスを提供する

今後の夢や目標、構想していることがあれば教えてください。

今回のテーマであるテクスチャー技術を使って産業分野・工業分野に参入し、当社において新たな事業部を創設し、売上利益を現状の倍にしたい。

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