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庭木を廃棄せず循環させる植木事業

株式会社やましたグリーン【八王子市】

テーマ概要

高齢化や相続、住宅の建て替えなどにより、まだ生き続けられる庭木が伐採・廃棄されています。当社では2012年から、不要になった植木を引き取り、次の所有者へつなぐ「植木の里親」に取り組み、これまでに3,000本を超える植木を引き取ってきました。樹木の状態確認から掘取り、運搬、保管、再植栽まで一貫して対応できます。一方、現在は無料提供を起点とした個人利用が中心で、自ら持ち帰りやすい小型植木に需要が偏り、植栽工事等の売上につながりにくい状況です。そのため保管・管理に十分な人件費を充てられず、本来さらに高められる植木の品質や価値を引き出せていません。企業・施設への環境・SDGs価値の訴求と、持続可能な収益モデルの確立を目指しています。

テーマのアピールポイント

● 「植木の里親」は植物を繋ぐと共に人の想いも繋いでいます
● 掘取り・運搬・保管・再植栽まで一貫して対応、3,000本を超える植木を引き取ってきた実績
● 造園工事、植栽管理の専門家!植木職人集団です

テーマとなる技術や素材についての課題や悩み

● 企業・施設向けの販路や提案方法が確立できていない
● 無料で持ち帰れる小型植木に需要が偏り、売上につながらない
● 管理人件費を賄う収益がなく、品質向上に手をかけられない

提案やマッチングに期待することや、
理想とする展開例があれば教えてください。

植木を単に「無料でもらえるもの」としてではなく、環境負荷の軽減や地域の緑の継承に貢献する価値ある資源として再定義し、企業や商業施設、公共施設などへ継続的に提案できる事業モデルを期待しています。特に、植木ごとの環境価値や物語を分かりやすく伝える情報設計、企業のSDGs・環境活動として導入しやすいサービスや仕組み、保管・管理に必要な人件費を継続的に確保できる収益モデルについて提案いただきたいです。
また、引き取りから保管、活用先とのマッチング、運搬、植栽までの一連の流れを見直し、植木の品質を高めながら、事業として無理なく継続できる仕組みを目指しています。
庭師として社員全員が志と技術を持って日々、植物・人と向き合っています。私たちの仕事に興味を持ち、チャレンジングな方と出会ってみたいです。これまで私たちが想定していない視点や分野からの提案もお待ちしています。

デザイナーへ向けて一言メッセージ

長い年月をかけて育った庭木を、廃棄物ではなく未来へつなぐ緑の資源に変えたいと考えています。造園業界の常識にとらわれない視点で、植木の新しい価値と、持続可能な循環の仕組みを一緒につくってください。

企業情報

株式会社やましたグリーン(八王子市)

株式会社やましたグリーンは、東京都八王子市を拠点に、企業、マンション、個人宅などの植栽管理を主な業務とする造園会社です。公共施設では、高尾駒木野庭園の植栽管理にも携わっています。また、個人宅を中心とした庭のリフォーム工事にも対応しています。2012年からは、不要になった庭木を引き取り、次の所有者へつなぐ「植木の里親」事業を展開し、造園技術を生かして地域の緑を未来へつなぐ活動にも取り組んでいます。

https://www.yamashitagreen.com/

特許・受賞歴・実績・クチコミ

「植木の里親」「樹木の里親」「植物の里親」「もらえる植物園」の商標を登録しています。主な受賞歴として、2022年に公益財団法人日本デザイン振興会主催「グッドデザイン賞2022/グッドデザイン・ベスト100」、2023年に一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会主催「ソーシャルプロダクツ・アワード2023 大賞」、環境省主催「第9回グッドライフアワード 実行委員会特別賞 森里川海賞」、多摩信用金庫主催「第17回多摩ブルー・グリーン賞 多摩グリーン賞 経営部門 多摩みらい賞」を受賞しています。また、フジテレビ「フューチャーランナーズ」、BSフジ「知りたい!SDGs」、テレビ東京「NIKKEI NEWS 9」「チェンジ・ザ・ワールド」、テレビ朝日「スーパーJチャンネル」、東京新聞など、各種メディアでも紹介されています。

回答者 山下 力人さん

社風について教えてください。

植木の里親事業や、植物を大切にする会社の考え方に共感して、若いスタッフが集まっていることが当社の特徴です。スタッフ同士の仲が良く、現場でも互いに声を掛け合いながら協力して仕事を進めています。その雰囲気はお客様からも「皆さん仲が良いですね」と言っていただくことが多く、チームワークの良さにつながっています。

自社ならではの強み、
他社との違いは何ですか?

当社は下請け業務を行わず、企業、マンション、個人のお客様と直接向き合いながら、植栽管理や庭のリフォームを行っています。そのため、お客様の声を現場で直接受け取り、長期的な関係を築けることが強みです。また、造園業界では比較的若いスタッフが多く、柔軟な発想と行動力があります。さらに、不要になった庭木を次の所有者へつなぐ「植木の里親」事業を継続している点も、他社にはない大きな特徴です。

現状社内で抱えている、本テーマ以外の課題や悩みはありますか?

植栽管理業は季節による繁閑差が大きく、閑散期に十分な売上を確保できないことが最大の課題です。繁忙期に得た利益が閑散期の固定費に充てられるため、年間を通じて安定した収益を生み出す事業づくりが必要です。また、代表者とスタッフが日常的に考えや課題を共有する機会が不足しており、相互理解を深めるための対話や情報共有の仕組みも整えていきたいと考えています。

自社製品・技術を通して、または企業として、社会で果たすべき役割や使命は何ですか?

植物と人が長く良い関係を築ける社会をつくることが、私たちの使命です。剪定や管理によって庭木の命を守り、不要になった樹木も安易に伐採・廃棄せず、必要とする次の人や場所へつないでいきます。

今後の夢や目標、構想していることがあれば教えてください。

植木の里親を、不要になった庭木が企業や地域へ自然に循環する持続可能な事業に育てたいと考えています。この仕組みを造園業界にも広げ、庭木が安易に伐採・廃棄されない社会を実現することが目標です。

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