

自社で設計・製作した金型を用いて金属板を打ち抜き、曲げ加工を行う「プレス加工」を主業としています。比較的小さく、薄い物が多く、特に小さいものでは指先にのるようなサイズ感の部品を作っております(板厚0.1mm前後の箔材の加工が得意です)。これまで、家電製品・産業機械の裏方として様々な部品を作ってきました。プレス精度は0.01mm台、素材はステンレス、銅、真鍮、アルミなど色々な材料に対応しています。また、金属薄板は軽量でしなやかな反面、強度が弱く、精密さと丁寧な取り扱いが必要ですが、長年の事業活動の中でそれらは私達社員の個性となっております。近年では、地元印刷会社とタッグを組み、真ちゅう、銅、ステンレス製の金属カードへ印刷を施すメタルカード事業を展開しています。
● 精密な金型を作り、金属の薄い板を精密に打ち抜ける
● 指先サイズの小型の部品を実現する精密加工技術、部品の組み立て加工のような精密作業は得意
● プレス加工の附帯する生産技術も長年の経験値あり(脱脂洗浄加工、バレル研磨加工)
● 精密、小物加工に特化しており、大きいもの、分厚いものの製作に対して弱い
● 薄板・精密・小物=彫金・精密細工アクセサリーのようなものもあるが、加工の専門性が高く難しい
● 機能部品のために培ってきた加工技術をメインに据えたプロダクトが思いつかない
期待する事:私たちだけでは思いつかなかった用途や価値を、デザイナーの皆様と共に形にしたいと考えています。プロダクトが当社の技術やブランドを発信する象徴的なものとなることを前提として、BtoBまたはBtoCで、販売の道筋がつき、当社の事業の柱の一つとなる存在感を持ってくれればと願っております。
狙っている市場・ターゲットについて:私たちは日本のものづくりの企業ですから、日本らしさを表現することで、例えば外国人観光客にも手に取っていただける商品を目指したい、また日本を大事にしてもらう意味で、子供たち、学生の皆さんにもイベントや記念に利用してもらえるようなものを作りたい、という考えがございます。
私たちの技術×デザイナーの皆様のアイデア×アワードの企画力で、手に取ってくれた方が、当社の技術を通して日本らしさ、日本の良さを感じてもらえるようなプロダクトの実現を目指したいです。
企業情報
1957(昭和32)年4月に設立、2027年には創業70周年を迎えます。目黒、品川、府中、そして八王子と、東京でものづくりを続けてきました。製品を生み出す道具である「金型」の設計製作と、金型を用いて金属などの板材を打ち抜く、プレス加工業を主業としています。また製品に附帯する2次加工(脱脂、めっき、研磨など)といった技術も一括で請け負っています。製品のサイズ分野としては、小物(指先サイズ~手のひらサイズ)、薄物(0.1mm前後の箔材)を加工するのが得意です。
https://www.sinohara.co.jp

特許や商標、受賞歴は特にございません。製品の取り扱いを精密加工メーカーとしての基準で丁寧に行っているため、管理能力に信頼をいただいていると考えます。
また、当社販売のメタルカードについては、金属製の良さ、真鍮や銅という材料のバリエーション、印刷の美しさなどを、購買者の皆様からは評価をいただいています。

回答者 篠原 謙介さん
①年齢層:40代が中心となり、50~70代がそれをサポートする体制の職場です。②職場の雰囲気:少人数、小規模の工場の特性を活かし、部署を超えて助け合えるように、チームの和を大切にしています。
当社の特性は、古い技術や機械、経験を大切な基礎として、現代の仕事に挑んでいることです。金型業界は、最新の金型技術が生まれる一方で、何十年も前の金型が今でも現役で動いているような、歴史の深さがあります。昔と今の両方を理解している体制を、お客様に評価いただいていると思います。
金型・プレス加工産業が縮小・衰退傾向にある中で、生き残るための売上向上策に悩んでいます。また、仕事を増やしていくと同時に、70年にわたり培われてきた技術をどのように次世代へ継承していくかが課題です。
製品の生産を通じて、当社の社員一同を始めとして、わが国の国民および世界の方々の暮らしが便利になり、社会発展に貢献すること。自社プロダクトの生産開発においては、手に取った方々が、日本製の良さと、日本そのものの魅力を、同時に感じていただくこと。
私たちが、過去から未来へ紡いできた技術や経験が、どのような形でも構わないので、次世代へ繋がって残っていくことを願っております。工場は拡大しなくとも、「小さな巨人」のような存在感のある企業となりたいです。