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複雑・微細な金属形状をスピーディーに成型できるラバーキャスト

株式会社エーケーダイカスト工業所【豊島区】

テーマ概要

ラバーキャストは、シリコーンゴム製の型を用いて低融点の錫合金を遠心鋳造で成形する技術です。一般的なダイカストや金属金型による鋳造では、製品を型から取り出すために抜き勾配やアンダーカットなどの形状制約がありますが、ラバーキャストではゴム型の柔軟性を活かし、それらの制約を大幅に緩和できます。そのため、複雑な凹凸や繊細な模様、手作業で制作された原型の質感まで金属製品として忠実に再現できます。
また、遠心力によって溶融金属を型の隅々まで行き渡らせるため、細かな意匠表現にも優れています。さらに、金属金型と比較して型製作コストが低く、短納期での立ち上げが可能であることから、多品種少量生産や試作・新製品開発にも適しています。

テーマのアピールポイント

● 小型・複雑形状・微細なテクスチャーを金属で忠実に再現できます。
● 少量・短納期で金属製品を製作し、試作から量産まで見据えた対応が可能です。
● 金属ならではの質感や重量感を活かした表現ができます。

テーマとなる技術や素材についての課題や悩み

● ラバーキャスト技術の新たな用途・市場を開拓し、新しい価値を見つけたい。
● 金属成形市場全体ではこの技術の認知度は高くなく、用途も工芸品や装飾品分野に限定される傾向がある。
● 既存顧客向けの受託製造が中心であり、新市場開拓や用途提案型の事業展開につながるアイデア出しが社内だけだと難しい。

提案やマッチングに期待することや、
理想とする展開例があれば教えてください。

私たちは、ラバーキャストを活用した新しい市場や用途をデザイナーの皆様と共に創出したいと考えています。金属ならではの質感や重量感、複雑形状の表現が価値となる製品で、小ロットから製品化・事業化まで見据えられる提案を期待しています。BtoB、Bto C、BtoBtoC向けなどは問いません。また、素材として低融点の錫合金を遠心鋳造で成形するので、冷えて固まる速度を考えるとあまり大きいプロダクトには向かない技術ですが、私たちだけでは思いつかない用途や市場との出会いを楽しみにしています。

デザイナーへ向けて一言メッセージ

当社は技術だけでは思いつかない新しい価値との出会いを期待しています。ラバーキャストという技術を活かし、試作で終わらない製品や事業を一緒に育てていけるパートナーと出会えることを楽しみにしています。

企業情報

株式会社エーケーダイカスト工業所(豊島区)

株式会社エーケーダイカスト工業所は、精密ダイカスト製品の製造を主力事業とするものづくり企業です。金型設計・製作から鋳造までを自社で手掛けるほか、ダイカストマシンの製造・修理・メンテナンスにも対応しています。また、長年培ってきたラバーキャスト技術を活かし、小ロット・短納期での金属製品製作にも取り組んでいます。それぞれの技術を活かし、多様なものづくりのニーズに応えています。

https://www.akd-group.com/

回答者 甲斐 修平さん

社風について教えてください。

長年ラバーキャストに携わってきた熟練の技術者が中心となり、細部までこだわったものづくりを行っています。これまで培った技術を活かしながら、新しい用途や価値を生み出す挑戦にも前向きに取り組んでいます。

自社ならではの強み、
他社との違いは何ですか?

当社の強みは、長年培ってきたラバーキャスト技術と、それを支える熟練技能者の経験です。小型で複雑な形状や微細なテクスチャーを金属で表現する技術に加え、設計意図やデザインの魅力を理解しながら形にする対応力を大切にしています。

現状社内で抱えている、本テーマ以外の課題や悩みはありますか?

熟練技能者の技術継承と人材育成、製造現場の省人化・自動化への対応、新たな市場への販路拡大が課題です。また、受託加工だけでなく、自社の技術価値を活かした新しい事業づくりにも取り組んでいきたいと考えています。

自社製品・技術を通して、または企業として、社会で果たすべき役割や使命は何ですか?

長年培ってきたラバーキャスト技術を次世代へ継承するとともに、新たな用途や価値を生み出すことで、ものづくりの可能性を広げたいと考えています。技術とデザインをつなぎ、社会に新しい価値を提供することが私たちの使命です。

今後の夢や目標、構想していることがあれば教えてください。

ラバーキャストの可能性をさまざまな分野へ広げ、これまでにない製品を世の中に送り出したいと考えています。デザイナーとの共創を通じて、新たな市場や価値を生み出し、継続的なものづくりにつなげることを目指しています。

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