燃やせて、再資源化できる
"紙混合プラスチック加工技術"

紙にプラスチックを混合したこの素材は紙の風合いを残しつつ、紙よりも強度があり、防水性、耐熱性も高い。紙として可燃物処理ができる良さと、再資源化もできる良さを兼ね合わせている。形はインジェクション成形で自由自在に加工ができる。

紙とプラスチック混合材のため、現状では普通のプラスチック素材より原料価格が高い傾向にある。そのため、デザイン性を高め、高付加価値のある製品作りを目指すことが重要であり、必要な条件であると考えている。資源の活用を、出口までを見据えた状況で開発をしたい。

この素材の最大のメリットは、汎用プラスチック素材よりも製品を作る時間が短縮できること。また、大手や中堅企業が参入できないマーケットとして優位性を高めたい。

有限会社三幸電機製作所(武蔵村山市) ホームページ

各種プラスチック精密射出成形、金型、二次加工、シルク印刷、ホット印刷、メッキ、塗装などに加え、リサイクル古紙を使った素材の研究や、バイオマスプラスチック原料の新規用途開発を進めている。

素材感が面白いので、自由なアイデアが生まれそうである。時代に即し、次の時代を見据えた環境とプロダクトの関係性をビジネス化してほしい。モノだけの提案ではない、ストーリー展開のあるビジネスモデルを期待したい。